プレジデントFamily 2024年春号 タイアップ記事 プレジデントFamily 2024年春号 タイアップ記事

医師になるという夢をかなえるため、本橋諒さん(左・高3)と柴田真優さん(高1)は共に医科コースで学ぶ。

心力・学力・体力の三位一体の教育を実践する「規律ある進学校」として、心豊かなリーダーの育成を目指す江戸川学園取手中・高等学校。生徒たちの将来を見据え、ある英語テストを導入した。果たしてその効果は?

雄大な利根川が流れる河川敷から、太陽の光を受けて輝く校舎が見える。ここは茨城県取手市にある江戸川学園取手中・高等学校、通称「江戸取えどとり」。医科コース(中学はジュニアコース。以下同)、東大コース、難関大コースの3コース制で、中高合わせて約2200人が学ぶ県内トップクラスの進学校だ。

大学入学共通テストへの架け橋としても適切

校長を務める山本宏之先生は、約30年にわたり同校の英語教諭として教壇に立ってきた。

「江戸取では、いわゆる受験英語を指導しています。入試はもちろん、大学の授業や研究では文法を中心とした知識が必須だからです。その一方で、生徒たちが社会に出てからのことを考えると話が違ってきます。社内公用語に英語を採用する企業がありますし、国内でもビジネスの場面で英語を用いる機会が増えているのです。だから私自身は、文法を中心とした受験英語に加えて、会話を主体とした英語も教えたいとずっと考えていたんです」

受験英語と会話主体の英語は両輪であり、いずれも同じくらい社会で必要とされる力だと山本校長は言う。そのうえで、進学校としては受験英語の指導に時間をかけてきたと振り返る。

そんな同校で、2021年から導入を始めたのが「TOEIC Bridge Listening & Reading Tests」(以下、TOEIC Bridge L&R)だ。英語学習初・中級者に焦点を合わせたテストで、大学受験をはじめ一般企業の昇進・昇格要件などにも幅広く活用されている「TOEIC Listening & Reading Test」(以下、TOEIC L&R) への架け橋と位置付けられる。山本校長は「生徒の将来に役立つ」と導入を即決。導入を推進した学年部長の山本一樹先生は、テストのメリットについてこのように語る。

山本宏之先生と山本一樹先生と谷村航先生
生徒の夢の実現に向け全力で支援するという校長の山本宏之先生(中央)と、高校英語科の山本一樹先生(右)、谷村航先生。

「中3から高1に進学する春の課題として英語教材を探していたところ、TOEIC Bridge L&Rに出会いました。日常生活に根差したテーマが多く、生徒にとって非常に取り組みやすい。結果が合否ではなくスコアで示されるため、英語力を正確に測定できるのもいい。高校の生徒に推奨しているTOEIC L&Rや大学入学共通テストなどへの架け橋としても適切で、導入にはさまざまなメリットがありました」

中3の春にTOEIC Bridge L&Rを受験した生徒の多くが、高校でTOEIC L&Rに挑戦するという。高2生を指導する谷村航先生は、その効果に目を見張る。

「TOEIC Bridge L&R対策の学習成果で、高校進学時に単語や表現をよく覚えているんです。そのため受験英語の授業ともいい相互作用になっています。自分の実力がスコアで可視化されることは、英語力をさらに高めようというモチベーションにもつながっているようです」

山本宏之先生と山本一樹先生と谷村航先生
生徒の夢の実現に向け全力で支援するという校長の山本宏之先生(中央)と、高校英語科の山本一樹先生(右)、谷村航先生。

実は、受験準備にも役立つ!
TOEIC Bridge® Tests

TOEIC Testsの入門編であるTOEIC Bridge Testsは、TOEIC Bridge L&RとTOEIC Bridge S&Wに分かれており、初・中級者の英語4技能を測定できる。試験時間はTOEIC Testsより短く、外食や娯楽、買い物など身近な日常生活の場面が題材のため、学生も取り組みやすいテストだ。

TOEIC Bridge L&Rの22年度の受験者数は約13万人で(注1)、公開テスト受験者の約57%が学生。個人受験のほか、江戸取のように学校や企業などでも幅広く活用されている。

TOEIC Bridge L&Rで使用されている語彙は、中高英語教科書で学習する語彙の約91%をカバーしている(注2)。出題内容や形式には大学入学共通テストとの類似性が見られるため、共通テストに向けた学習・準備にも活かすことができそうだ。

注1…公開テストと団体特別受験制度(IPテスト)の受験者数の合計。
注2…2023年発表、筑波大学卯城祐司教授、日本学術振興会特別研究員 小室竜也氏の調査結果(https://iibc.me/2023_survey)。

医師に必要な英語力を身に付けるために

医科コース1年の柴田真優さんは、TOEIC Bridge L&Rの受験準備として公式問題集を解いてみたそうだ。

「問題文が英語で書かれていること、リスニングでは話し手の出身国によってアクセントの違いがあること、日常会話ならではのカジュアルな表現も用いられていることなど、たくさん驚くことがあって。これがグローバルに使われているリアルな英語なんだと実感しました。これまで自分が接してきた英語教材やテストは、日本人向けにアレンジされていたんだなと」

親戚を病気で亡くしたことがきっかけで医師を目指すようになったという柴田さん。英語を学ぶのは、将来を見据えてのことだ。

「たとえば難病について調べるとき、国内の症例だけでは足りないはず。海外の論文を読むためにも英語力は必須なんです。また病気に立ち向かう人のために、自分でも英語で論文を残していきたい」

医科コース3年の本橋諒さんも、英語学習に熱心に取り組んでいる。毎年受験しているTOEIC L&Rのスコアは現在880点超。ところが、中学入学前から英語を得意にしていたわけではないという。

「江戸取で学び出してから英語が好きになりました。ネイティブの先生方と英語で会話したいという思いが強かったんですね。先生方との会話を通して、必然的にリスニングの力が伸びていきました。英語スピーチコンテストやプレゼン大会など、校内外に自分の英語力を試す機会があるのも良かったです」

医師になるためには、知識や技術に加え、コミュニケーション力も必要だと考えている。

「患者さんや医療スタッフの中で英語を使う人は、今後ますます増えていくでしょう。お互いに英語で話せば相手は安心するし、こちらも理解が深まる。そのためにもさらに英語力を磨いていきたいですね」

(舩津 孝=撮影)
※プレジデント社に無断で転載することを禁じる

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